大関琴奨菊(30=宮城野)が全勝対決で、横綱白鵬(30=宮城野)に完勝し、賜杯争いで単独トップに立った。

 協会トップの八角理事長(52=元横綱北勝海)は取組前に「琴奨菊は止まったらダメだね」と勝負のポイントに置いたが、取組後は「まるっきり白鵬に相撲を取らせなかった。止まらなかったね」と感心した様子。今後の優勝争いを「これで優勝決定戦の権利を得た感じ。(1敗の)日馬富士もいるわけだし」と、前日同様の言葉を繰り返したが「気持ちで守りに入ると動けなくなる。『あと1つ負けられる』というぐらいの大胆な気持ちを持てば」と続けた。

 土俵下で審判長を務めた伊勢ケ浜審判部長(55=元横綱旭富士)も「一息も入れず、ずっと攻め続けた。止まらず、休まず攻め続けた」と称賛。敗れた白鵬については「張っていって、まわしを引いて止めてと思ったんだろうけど(相手の琴奨菊は)止まらなかったね。差し身が甘かったかな」と敗因を分析した。