先場所初優勝を飾り、綱取りを狙う琴奨菊（３１＝佐渡ケ嶽）が４連勝を飾った。小結宝富士（２９＝伊勢ケ浜）を立ち合いから一気に出て寄り切った。

　３横綱は安泰で、そろって３勝目を挙げた。

　白鵬（３１＝宮城野）は、前頭２枚目隠岐の海（３０＝八角）を左からいなして押し出した。勝負が決まった後、土俵下へのダメ押しの一押しもあった。

　日馬富士（３１＝伊勢ケ浜）は、前頭筆頭高安（２６＝田子ノ浦）を速攻で寄り切った。

　鶴竜（３０＝井筒）は、前日に涙の金星を挙げた前頭筆頭琴勇輝（２４＝佐渡ケ嶽）をはたき込んだ。

　残る３大関は、かど番の照ノ富士（２４＝伊勢ケ浜）が前頭４枚目勢（２９＝伊勢ノ海）に寄り切られて土がついた。

　稀勢の里（２９＝田子ノ浦）は前頭２枚目栃ノ心（２８＝春日野）を左四つから寄り切り、かど番の豪栄道（２９＝境川）は関脇豊ノ島（３２＝時津風）を右上手出し投げから押し出して、ともに連勝を４に伸ばした。

　関脇嘉風（３３＝尾車）は小結栃煌山（２９＝春日野）を寄り切って初日を出した。

　４日目を終わって勝ちっ放しは琴奨菊、稀勢の里、豪栄道、勢、前頭６枚目妙義龍（２９＝境川）同１１枚目逸ノ城（２２＝湊）の６人となった。