大相撲・二所ノ関一門による連合稽古が千葉・船橋市の二所ノ関部屋で行われたが、大関稀勢の里(29=田子ノ浦)は稽古をしなかった。

 稽古場には姿を現したが、しきりに右脚を気にし、すり足の動作の際には顔をゆがめる場面も。土俵には入らず、1時間ほどで部屋をあとにした。二所ノ関親方(元大関若嶋津)は「昨日、メリケンが入ったと言っていた」と、前日1日の連合稽古で右太ももを強打していたことを明かした。

 この日は大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)も姿を現さず、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「夜中まで治療していたんだけど、軽いぎっくり腰」と説明した。夏場所(8日初日、東京・両国国技館)の出場については「大丈夫だと思う」と、影響がないことを強調した。