7月31日に膵臓(すいぞう)がんのため61歳の若さで死去した、元横綱千代の富士の先代九重親方(本名・秋元貢)の告別式が7日午後、東京・墨田区石原の九重部屋で、しめやかに営まれた。式には日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)ら日本相撲協会関係者や、親交のあった著名人ら約1000人が参列し、故人の冥福を祈った。
告別式終了後、故人を乗せた霊きゅう車や関係者を乗せたマイクロバスなどの関係車両は、都内の火葬場に向かう前に両国国技館を通った。国技館前には、霊きゅう車が通ることを知った熱心なファン約300人が、両側の歩道を埋め偉大な足跡を残した故人を見送った。
霊きゅう車は国技館の正面玄関前に一時停止。お別れのクラクションが鳴らされ、位牌(いはい)を持って助手席に座っていた久美子夫人が、目頭を押さえながら頭を下げた。ファンからの「ありがとう! 千代の富士」「よっ、日本一!」などのかけ声を背に、車列は火葬場に向かった。

