大相撲の秋巡業は30日、山口市で最終日を迎え、大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が幕内で22日間すべてで稽古した、ただ1人の錦木を称賛した。「皆勤賞。素晴らしい。普通にできるものではない。状態も上がってきているし、成果が出ているんじゃないか」とたたえた。

 自身は遠藤を指名して16番連続で取ったが「稽古相手がいない。今日は少なすぎる」と稽古場の状況を嘆く場面も。2日前に貴乃花巡業部長(元横綱)のつぶやき風注意が張り出されたが、効果は薄い。稽古する力士とそうでない力士。その差は九州場所で表れるのか。