大相撲の秋巡業は30日、山口市で最終日を迎えた。

 大関稀勢の里に指名された幕内遠藤は、結果こそ16番でわずか2勝だったが、おっつけや突き、押しなどで応戦し、あっけなく土俵を割る場面はほとんどなかった。「疲れました」と笑ったが、巡業最終日にいい稽古ができた様子。夏巡業後の秋場所は13勝を挙げたが「夏巡業と比べたら、感覚はだいぶいい」と、けがの回復状態も上向いてきた。