11月10日に初開催される「AKB48グループドラフト会議」の候補者29人が29日、都内のスタジオで初レッスンに臨み、「プロの洗礼」を浴びた。

 ボイストレーニングとダンスレッスンが2時間ずつ行われた。ボイストレーニングでは、腹式呼吸などの基礎を中心にレクチャーを受けた。その後は1人ずつ、AKB48のヒット曲「会いたかった」を歌い、声の大きさや音程、表情などについて細かく指導を受けた。

 ダンスレッスンでは、AKB48のシングル「GIVE

 ME

 FIVE!」のメロディーに合わせて、ダンスや歌での自由表現に挑戦。4つの組に分かれ、全員で話し合ってオリジナルの「会いたかった」を披露するグループワークもあった。AKB48とSKE48の振り付け指導者の牧野アンナ氏から「常に本番という気持ちを持たないとダメ。これからは、自分たちが何をしたいかじゃなくて、見ていただく方々のことを考えましょう。プロとして意識を変えて練習しないと、このままドラフトに選ばれるのは1人か2人。もしかしたらゼロかもしれない」と厳しい言葉もあり、涙を流す候補生もいた。

 候補生の年齢は12~20歳。小6で最年少の後藤萌咲さんと下口ひななさんは、「家に帰ったらいっぱいいっぱい練習して、絶対にドラフトで選ばれます」と元気いっぱいに話した。早くも2人で「ナマイキッズ」というオリジナルコンビまで結成し、「もし、同じグループで同じチームになったら、最年少の2人で頑張りたいです」と意気込んでいる。