女優新垣結衣(22)主演の映画「ハナミズキ」(土井裕泰監督、8月21日公開)の完成披露試写会が8日、都内で行われた。新垣は「リアルな日常の中でも、奇跡を信じたくなるような作品になった」と完成を喜んだ。共演の俳優生田斗真(25)も「自分の出ている映画を褒めることは恥ずかしいけれど、すごくいい映画だと思う」と、納得の表情であいさつした。

 2人は運命のいたずらに振り回されながらも、お互いを10年間思い続ける男女を演じた。生田は「結衣ちゃんの本気を見た感じがした」と撮影の日々を振り返った。

 

 クランクインからクランクアップまでの7カ月で、北海道釧路市、東京、米ニューヨークそしてカナダと、各地を回っての撮影は、まさに旅だった。新垣は「台本に入る前の段階からプロデューサーさんと打ち合わせをして、どういう映画にしたいかというところからかかわった。思い入れの強い作品」とかみしめるように話した。