12人組アイドルグループ、SUPER☆GiRLS(スーパーガールズ)の後藤彩(17)が1日、東京・品川インターシティホールで行われる卒業コンサートを前に取材に応じた。

 今月いっぱいで活動にピリオドを打つことが決まっており、1月10日の発表から「2カ月、ほんまにあっという間やった」と振り返った。今後はイベントやテレビ出演はあるものの、ファンの前でパフォーマンスをするのは最後。「今日はラストなので、最高のセンターを務めたい」と意気込むと、メンバーから「センターの曲なんて、ほとんどないじゃん」と総突っ込みが入った。

 後藤は活動終了をもって芸能界を引退するが、決意の理由をあらためて語った。

 「普通の女の子として、新たな夢をつかんでいきたい。公表はしないけど、スーパーガールズに入って見つけた夢なので、1から勉強して頑張る。私の考える想像図としては、20歳ぐらいまでにはいろんなことを身に着けていたい」

 兵庫県出身で、天然なおもしろキャラとしてファンやメンバーに愛される存在だった。宮崎理奈(21)は、同部屋だったオーディション当時のエピソードを明かした。「(後藤が)夜中に『フアッ!』って起き上がったりしていた。何かに取りつかれてる。絶対に落ちると思った」。これに後藤は関西人らしく、笑顔で「失礼や!」と突っ込み返していた。

 リーダー志村理佳(22)は「私が関東のバカ、後藤が関西のアホで、OBK(おバカ)姉妹と呼ばれていた。番組のロケも2人で行ったりした。寂しくなる」としんみり話した。

 グループは後藤の卒業後、11人になる。今後は新プロジェクトの「ガールズストリート」で行っているオーディションの合格者が、グループに加入する可能性もあるという。前島亜美(17)は「スパガは12人という数字にこだわってきた。他のアイドルでもすてきな子がいたら、スパガに来ていただきたい」と、新メンバー募集をPR。志村が「1000年に1人のかわいい子とか、1000年に1人のおもしろい子が来てくれたら」と、橋本環奈(16)をにおわすキャッチフレーズを口にすると、メンバーから「どこかで聞いたことあるな…」と声が漏れていた。