落語家でタレントの笑福亭鶴瓶(63)が昨年7月に政務活動費の問題で辞職し“号泣会見”で話題を集めた野々村竜太郎元兵庫県議(48)に投票していたことを明かし、「あんなのに入れて、しばらくもう選挙恐怖症ですよ」と嘆いた。

 鶴瓶は自身がMCを務める5日深夜放送のテレビ東京系「チマタの噺(はなし)」に出演。この日のゲストである、映画評論家でタレントのおすぎ(70)とファッション評論家でタレントのピーコ(70)と昨今の政治家のモラル低下について言及した。

 そこで、国会を病欠し、その前後の対応が問題視され、維新の党と傘下の政治団体・大阪維新の会から除名処分を受けた上西小百合衆院議員(32)について、議論を展開。3人とも「比例で選ばれたのだから辞めるべき」と断罪した。さらに議論を展開し、鶴瓶は「心から政治家っていう人がいない」と発言すると、おすぎが「投票する人がいけないところもある。もっと賢くならないと」と主張した。

 鶴瓶が野々村元兵庫県議にについて触れ、「あれ、僕入れましたよ・・・」と疑惑の人に1票を投じたことを明かした。すると、おすぎが「懺悔しているの?」と突っ込むと「あんなのに入れて、しばらくもう選挙恐怖症ですよ」と嘆いた。投票した理由について、「自民党もだめ民主党もだめと思っていた時ですよ。無所属の色のない人を選ぼうと思ったのに、一番色があった」と後悔した様子で苦笑いした。