女優の吉田羊(年齢非公表)が二人三脚で歩んできたマネージャーからの「私の趣味は吉田羊」などというメッセージに「ああいう風に思ってくれてたんだな・・・」と涙ながらに感謝して言葉を詰まらせた。

 吉田は8日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマたちへSP」に出演。現在、ドラマや映画、CMに引っ張りだこの売れっ子だが、「遅咲き」の女優として知られる。この日は「謎につつまれた女優人生に迫る」というテーマで、マネージャーとの出会い、ここまでの歩みについて特集された。

 2007年にマネージャーが興した個人事務所にスカウトされ、それ以降、マネージャーと二人三脚で歩み苦楽をともにしてきた。事務所に所属する際、マネージャーから女優に専念する為、それまでしていたアルバイトを禁止され、生活費は事務所から借金をさせられ、その返済は女優で稼いだお金のみというルールが決められたという。事務所への借金は昨年7月に放送されたフジテレビ系ドラマ「HERO」に出演する直前まで残っていたというエピソードも明かされた。

 女優として表舞台に立つ機会を与えてくれた関係者のインタビューがVTRで放送され、そこにマネージャーも登場することを求められたが、「裏方だからインタビューは勘弁してください」と拒否。代わりにマネージャーからメッセージが送られた。

 「私の趣味は吉田羊。吉田羊のマネジャーであり、母であり、子であり、大ファンであると言えると思います」とその親密な関係性を語った。さらに「出演番組を100回くらい、多いものは300回くらい見ちゃったりします。吉田によく笑われます」と“女優・吉田羊”のファンであることを示した。その上で「どちらも足りないものがあり、『2人で一人前だね』とよく話します。こんなマネジャーと付き合えるのは吉田くらいだと感謝しています」と、女優とマネージャーの関係性を越えての思いを明かした。

 メッセージを受けた吉田の目からは止めどもなく涙が溢れた。MCを務めるSMAPの中居正広(42)から「マネージャーさんの存在、大きいですね」と尋ねられ、「大きいですね。最後のメッセージにやられました」と感慨にひたった。「普段歳が近くてけんかも絶えない2人なんです。素直になれなくて本音言えないこともあったりして・・・」と2人の関係性を語り「ああいう風に思ってくれてたんだなって・・・」と感謝して言葉を詰まらせた。