広瀬すず(17)が映画単独初主演作「ちはやふる 上の句・下の句」(小泉徳宏監督、来年3、4月公開)の滋賀・近江神宮ロケで初のロングヘアをお披露目した。エクステンションを使い20センチ伸ばした。「お姉ちゃん(広瀬アリス)に似ていた。外すと『えっ誰?』と変な気分になる。すごく女性になった気分。伸ばしてみたい」。

 内面も変化した。撮影合間に出演作「海街diary」のカンヌ映画祭上映に参加。あわただしいスケジュールだが「いろいろ追いついていなかったのが、ちゃんとその場に自分が立てていると実感できた」と座長の自覚も出てきた。同年代の共演者も多く「現場でこんなにしゃべるのは初めて。プライベートがすごく明るくなった」。「大人になってからでも(代表作と)言ってもらえる作品にしたい。映画の中で生きていけたら」。映画女優を目指す思いも芽生えた。【村上幸将】