西島秀俊(44)池松壮亮(25)が6日、都内でTBSとWOWOWで共同制作されたドラマ「MOZU」のシーズン1、2を合わせ、全15話をオールナイトで16時間をかけて一気に見るイベントの終了後に、登場した。

 2人の登場はサプライズだった。しかし、疲れ切った観客140人の反応は薄かった。察した西島は「お疲れさまでした。ありがとうございました。感謝の言葉しかありません。大丈夫ですか?」。池松も「僕は(前日)10時に寝て、さっき起きた。何かすいません。僕はじっとしているの無理なので、16時間(見るの)は無理」と、ばつの悪そうな表情を浮かべた。

 同イベントは、映画「劇場版 MOZU」(羽住英一郎監督)の11月7日公開に先駆けて行われた。同作の予告編も初公開された。「MOZU」ファンには、たまらないはず映像だったが、会場は盛り上がり今ひとつで、西島は「疲れてる。16時間見た後に予告編を見せられても」と苦笑い。「僕はみたいですけど」とフォローも入れた。

 同作では実際の拳銃や、火を使用し、アクションもドラマよりスケールアップしている。4月から5月にかけ、フィリピンで敢行された1カ月のロケを、西島は「日々戦場のような現場だった。生きて帰って来られたと部屋で突っ伏すような1カ月でした。本当に死ぬかと思った」と回想した。