俳優生田斗真(30)が29日、都内で行われた主演映画「グラスホッパー」(11月7日公開、瀧本智行監督)の完成披露舞台あいさつに出席した。伊坂幸太郎氏の原作で、累計140万部突破の人気作の映画化。「トノサマバッタ」を意味する作品名にちなんで、登壇者には緑のドレスコードが設けられた。生田は緑色のクローバーがポイントで入った黒のスーツで気合十分だったが、ほかの登壇者はワンポイントで緑を使った程度。「僕だけ緑が強すぎて、バッタみたい」と笑いを誘った。麻生久美子(37)にいたっては、イヤリングに緑を入れただけで、生田は「さりげなさすぎる。(自分を)見てよ!」と開き直っていた。

 一方で、北海道出身の生田は、吉岡秀隆(45)との共演を喜んだ。北海道が舞台のドラマ「北の国から」シリーズで吉岡を見て育った世代。「吉岡さん、大好きなんですよ」と告白し、会場をどよめかせた。「ドラマや映画の話をしていると、吉岡さんが『昔、邦さん(田中邦衛)がさ…』って言うんです。僕は『邦さんって言うんだぁ~!』って興奮してました。うれしかったです。言われまくって失礼だろうなと思って、(ファンだと)言ってませんでした」。生田の思わぬ告白に、吉岡は「ありがとうございます」と照れながら答えていた。

 ほか浅野忠信(41)山田涼介(22)村上淳(42)瀧本監督らが登壇した。