俳優の伊勢谷友介(39)が、視聴率低迷に苦しむNHK大河ドラマ「花燃ゆ」について、「いろいろ言われました」と振り返った。

 同ドラマは、女優の井上真央(28)演じる吉田松陰(伊勢谷友介)の末妹、後に久坂玄瑞の妻となる杉文(すぎ ふみ)を主人公に、幕末から明治維新へ向けた激動の時代を描く。

 同ドラマは平均視聴率が10%台前半と低迷し、9月6日放送回では関東地区で9・3%と、同作としては1月の放送開始以来、最低を記録した。1桁台の視聴率に厳しい声もあがった。

 伊勢谷は21日にツイッターで「『花燃ゆ』いろいろ言われました」と明かしたが、作品については「戦いを描かない大河は、もしかしたら初めての試みでした。その心意気!」と思い入れを明かした。また、戦争を描かない内容について、「物理的な戦いで解決できる平和は無い。それが真実。草莽崛起(※そうもうくっき)が、社会を作る時代。草莽は平和を望むが、自分の命が惜しい。それが現代。新しいビジョンの為の第一歩たるべくした挑戦でした」と、現代社会へのメッセージが込められていることをつづった。

 「花燃ゆ」は今年1月にスタートし、今月14日にクランクアップを迎えた。最終回は12月13日放送予定。