今年のNHK紅白歌合戦の白組司会にV6井ノ原快彦(39)、紅組司会に女優綾瀬はるか(30)が決定したことが2日、分かった。井ノ原が紅白の司会を務めるのは初めて。綾瀬は2年ぶり2度目となる。近くNHKから発表される。

 総合司会は同局の有働由美子アナウンサー(46)が務めることも決定した。井ノ原と有働アナは「あさイチ」(月~金曜午前8時15分)で司会を務めている。立場は違うが、同局朝の顔がそろって紅白を取り仕切ることになる。

 「あさイチ」は10年春にスタート。有働アナの率直な言動を井ノ原がフォローする自然体な進行が評判を呼び、同時間帯の民放情報番組をしのぐ人気番組となった。井ノ原は今年4月からテレビ東京系バラエティー「出没!アド街ック天国」(土曜午後9時)の司会を担当。約20年司会を務めた故愛川欽也さんからバトンを引き継いだ。知名度はもちろん、生放送や長寿番組を仕切る安定した司会ぶりが評価された形だ。

 綾瀬は13年の大河ドラマ「八重の桜」に主演。同年の紅白で紅組司会を務め、飾らない司会ぶりが好評だった。NHKが「放送90年大河ファンタジー」と銘打ち、3年間放送される大型ドラマ「精霊の守り人」(来年3月放送開始)への主演も決定。NHKドラマの顔の1人となるだけに、紅組司会にふさわしいと判断したとみられる。