5年ぶりに復活した漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2015」決勝戦で、トレンディエンジェルが11代目チャンピオンとなり、出場3472組の頂点に立った。

 敗者復活枠からの王者獲得。斎藤司(36)は「この30分間、記憶がございません」と、急展開におろおろした様子で喜んだ。

 ジャルジャル、銀シャリとの上位3組による最終決戦では、持ち味である薄毛ネタと「女の子にモテたい」ボケを展開。審査員9人のうち6票を獲得して優勝した。トロフィーを受け取った斎藤は、カメラ目線で「斎藤さんだぞ」とジャケットを開く自己紹介ギャグをキメて「うれしいです。皆さん優しくて笑ってくれて健康で最高です」。相方のたかし(29)は「よっしゃー!」と雄たけびをあげた。

 コンビは04年結成。敗者復活枠からの優勝は、07年のサンドウィッチマン以来。

 この日決勝ファーストステージに出場したのは、メイプル超合金、馬鹿よ貴方は、スーパーマラドーナ、和牛、ジャルジャル、銀シャリ、ハライチ、タイムマシーン3号、トレンディエンジェルの計9組。