ビートたけし(69)の主演映画「女が眠る時」(公開中)のウェイン・ワン監督(67)が2月29日、都内で公開記念トークショーを行った。たけし演じる初老の男・佐原と、忽那汐里(23)演じる美樹との奇妙な関係と、その関係をのぞき見る、西島秀俊(44)演じる小説家を描いた作品。

 佐原は美樹が少女のころから、眠る姿を撮影し続ける。ワン監督は「若い女性が眠っている姿を記録することは美しい。原作を読むまでは、妻の眠っている姿を撮るなんてことは考えてもいませんでした」と、スペインの作家ハビエル・マリアス氏による原作短編小説との出合いを語った。