映画「テラフォーマーズ」(29日公開、三池崇史監督)に出演する俳優ケイン・コスギ(41)が24日、那覇市で行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに出席した。ハリウッド俳優ショー・コスギ(67)の長男でロサンゼルス生まれ。沖縄は日本デビュー作となった、93年のNHK大河「琉球の風」の舞台。「泊まったホテルが、24年前に初めて沖縄に来たときと同じなんです。すごい懐かしいですね」と笑顔を見せた。

 原作は累計1500万部超の大ヒットコミック。西暦2599年、異様に進化した生物と戦うため、人類存亡をかけて火星に送り込まれた15人のうちの1人を演じる。「三池監督の大ファンなので、どんな役でもやりますと、すぐにOKしました。僕の役は目立って、かっこいい。大好きなキャラクターです」。主演伊藤英明とはクランクイン前、ジムで一緒に空中ヨガのトレーニングをした。「現場の雰囲気を明るくしてくれるリーダーですね」。40代に入ったが週6日、1日当たり7時間のトレーニングで体脂肪率は7%。「アクション俳優は40代から。これからの10年が大きな挑戦になる。満足したら終わり」。表情を引き締めた。【小谷野俊哉】