落語家の林家木久扇(78)が27日、東京・日本橋高島屋で、日本テレビ系「笑点」(日曜・午後5時半)50周年特別記念展の開会式展に出席し、番組への思いを語った。

 木久扇自身は47年間番組に出演し、その回数は2300回以上になるという。「2万回以上ジョークを言ってるんですよ。人間そんなに面白いこと言えない」と話し、「自分の場合はジョークを言って、あとは物販。本とかの宣伝ですね。自分が得するようなことを言っている。人っていうのは7000円ぐらいは持っているもので、その半分は使わせようと思って。好きな座右の銘は『入金』でございます」と笑わせた。

 また、同番組の司会を務める桂歌丸(79)については「手入れのいい遺跡から出てきたミイラみたいな感じで、いつもこめかみが光っておりまして、きれいなおじいさんだなと思っておりました」と話し、歌丸が22日の会見で司会の交代を匂わせる発言をしたことには「びっくりした。自分で区切りをつけてはいけないと思う。自分が追い込まれちゃうから。実際、交代の話はないが、そういうのは自然に、見てる人が衰えてきたなと感じて、じゃあ新しい人ってなっていくんで、おひとりでそういう決断しちゃいけないですよね」と話した。

 自身の司会の可能性については「全然ない。自分が滅びるまで、面白い答えが出なくなるまでやるつもりです。司会ではなくて、ずっと面白い答えを言う人でいたいです」と話した。