松平健(62)が13日、都内で米映画「X-MEN アポカリプス」(8月11日公開)のアフレコイベントに出席した。

 フードを被った松平は、みこしに乗って登場。ステージに上がると、声優を務めたキャラクター「アポカリプス」の前で神々しく両腕を広げた。

 実写版映画の吹き替え声優は初挑戦。「言葉が違うので、合わせるのが難しかったが、役者の気持ちは分かるのでやりやすさもあった」。今回挑戦した「アポカリプス」について、「エジプト時代に神とあがめられた存在が現代によみがえり、戦争などを繰り返す世の中を破壊して再生しようと立ち上がっている。世直しですよね。似ている役をやっていたので、共感するところはある。悪役とは思わずに演じた」と話した。「威圧感があって、重厚なせりふが多かったのでトーンを抑えた」と振り返り、公開アフレコではその言葉通りの迫力ある演技を披露した。

 覚せい剤取締法と大麻取締法違反(所持)の疑いで元俳優高知東生容疑者(51)が逮捕された事件で、妻の高島礼子(51)が謝罪会見を開いたが、駆け出し時代の高島の女優としての才能を見いだしたのは時代劇で共演した松平だった。愛弟子の謝罪会見について聞かれると、消え入るような声で「頑張っていましたね」と話した。高島の今後については「現状を乗り越えて、これからも力強く生きてもらいたい」とエールを送った。