「第6回衛星放送協会オリジナル番組アワード」の授賞式が21日、都内で行われ、フジテレビONEのバラエティー「大相撲いぶし銀列伝」が大賞を受賞した。衛星放送のオリジナル番組の制作促進と認知度向上を目指すため11年に創設された賞。同番組はいぶし銀のような名力士を紹介する作品で、バラエティー部門の最優秀賞も受賞した。

 番組出演者の漫画家やくみつる氏(57)がゲストで登壇し「壮大なドッキリかと思った。審査員の方に相撲が好きな人がいるのでしょう」とあいさつした。番組でナレーションを務めるお笑いタレント塙宣之(58)は先に発表されたバラエティー部門の受賞に2カ月に1回8分の仕事で「思い入れはない」と冗談めかしていたが、大賞受賞が発表されると「一番思い入れのある番組です」と恐縮していた。

 一方、司会をフリーアナウンサーの高島彩(37)が務めた。「私事ですが5月に次女を出産しました。それ以来の公の場で、たくさんの人の前で仕事をするのは初めてで、多少、緊張していますが精いっぱい頑張ります」とあいさつした。高島は8日にフジテレビ系バラエティー「ニッポンのぞき見太郎」の収録で仕事復帰し、同日、会見も行っていたが、授賞式の司会は出産後、初めてとされる。