映画監督の行定勲氏(48)が25日、都内で行われたイベント「応援ありがとう! くまもとフェスタ」に出席した。

 4月に起きた熊本地震の被災者に向けて全国から寄せられた温かい支援に対する感謝の気持ち、震災復興への決意と熊本の元気を伝えることを趣旨に開催された。熊本県の蒲島郁夫知事のほかに、片岡安裕美、前田智徳、平井信行、井手らっきょ、エスパー伊東、宮崎美子ら同県出身の著名人、有名人も出席した。

 行定監督が手掛けた熊本を題材にした映画「うつくしいひと」の公開直後に熊本地震が発生した。その後、同監督はチャリティー上映会で全国を回っている。「全国のたくさんの人が熊本を心配してくれていて、地方に行くとこんなに熊本出身者がいたんだと思うくらい会場に駆けつけてくれます。映画の力がどれほどなのかは分かりませんが、映画を見てくれた方が『熊本に行ってみたい』と言ってくれるその言葉が一番うれしいです」と話した。

 また「『うつしいひと』の続編も考えています。復興していく熊本を映し出して、全国にアピールしていきたいとも思っていますので、応援よろしくお願いします」と話した。

 井出は「まだ爪痕は残っていますが、町中に人が集まって来ているので安心しています。元気や笑顔が熊本県民の特徴ですから、ぜひ熊本に足を運んでください」と呼び掛けていた。