フリーアナウンサーの小倉智昭(69)が、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された俳優で画家の庄司哲郎容疑者に対して送信したメールが8日発売の「週刊文春」に掲載されたことを受け、このメール内容は「作り話」だったと明かした。

 文春は9月1日発売号で小倉が庄司容疑者を資金援助していたと報じ、8日発売号では13年に小倉が庄司容疑者に送ったメールを掲載。その内容は、多額の送金を長期間続けたことで国税局の調査が入りおよそ1億円の追徴課税を課せられた、というもの。

 小倉は8日放送のフジテレビ系「とくダネ!」で、庄司容疑者について「後輩ではありますが、庄司哲郎の私生活とか全然知らなかったし、付き合いもそんなに深くない、絵だけに興味持ってた」と語った。もともとは庄司容疑者の父で肖像画家の庄司佼氏の作品のファンだったという。庄司容疑者から父親のコレクションを預かってもらう代わりに金を貸してくれと頼まれ、小倉は月々分割で金を貸したと経緯を説明した。

 しかし預かった作品が贋作だとわかり、庄司容疑者に送金をやめると伝えたメールが今回文春に掲載されたという。小倉は「1対1のメールですから、僕は世にでるとは思わないから、このメールははっきり言って僕の作り話です。査察もなければ納付書も来てないしもちろんお金なんて払ってません。ただこう言えば庄司に伝わるかなと思ってすべて作り事を書きました」と説明。「庄司の絵に2億円も出しませんよ、僕は絵を買うんだったらほかの人の絵を買います」とした。