女優松本来夢(13)が8日、都内で、作家秦建日子氏の初監督作品で、主演した映画「クハナ!」が公開初日を迎え、一緒に主演を務めた久志本真子、共演の加藤清史郎らと舞台あいさつを行った。

 少子化が進み、廃校が決まった三重県桑名市の小学校を舞台に、子どもたちがジャズバンドを結成し、街に希望を与える物語。

 松本は「全国公開ということで、今日はわくわくしながら来ました。もっとたくさんの方に見ていただきたいので盛り上げていきたい」とあいさつした。松本は昨年のNHK連続テレビ小説「まれ」でヒロイン土屋太鳳の子供時代を演じていた。

 また、一緒に主演を務めた久志本は「映画出演は初めてで、主演も初めて。いろんな思いが詰まった作品が初日を迎えられ、とてもうれしいです」。同級生を演じた加藤は「僕は中学3年ですが小学6年生を演じました。最後の小学生役になるかなと思って精いっぱい演じました」と語った。

 秦監督は「ここに立っているのが夢のよう。映画は、できあがると2時間のものですが、たくさんの人と時間と汗、涙、善意、熱意の結晶なんだと思った」と感慨深げだった。

 他に共演の多岐川裕美、風間トオル、山村美智、大場美奈らも登壇した。