斎藤工(35)が17日、グランドハイアット東京で行われた「芦田多恵デビュー25周年アニバーサリーコレクション」で、ファッションデザイナー芦田多恵さんとトークショーを行った。斎藤は芦田さんのドキュメンタリーショートフィルム「アンベリール」の監督を務めた。

 2人はもともと知り合いではなかったが、共通の友人がいることを知った芦田さんが斎藤にオファーして知り合った。芦田さんは「普段撮られるのは嫌いなんだけど、斎藤君は安心して任せられた」と話した。

 斎藤は「こういう職業もあるということを知ってもらうきっかけが詰まった作品になったと思います」と胸を張った。「自らのメゾン(工場)を持ち、自分でデザインした作品が、職人さんの手によって出来上がって行く過程を見られるのは、日本ではないんじゃないかと思います」と話し、「20分程度のランウエーに全てをかける多恵さんと職人さんたちの思いをしっかり扱えたと思います」と自信をのぞかせた。

 また「最初に多恵さんのところにうかがった時、ボロボロのジーンズで行きました。でも、じゅうたんがものすごくふかふかだったので、次からは、ちゃんとした格好で行かなくては、と思った」と話した。

 芦田さんは「私にとっては日常でしたが、温かい目でウチの物作りをしっかり扱ってくれたので、大変感謝しております」と笑顔を浮かべた。