米俳優ブラッド・ピット(52)が長男マドックス君(15)を虐待した容疑が、完全に晴れたことが明らかになった。ピットは今年9月にプライベートジェット機内で泥酔して口論から暴力を振るったとして米連邦捜査局(FBI)の捜査を受けていたが、児童虐待の疑いはないとの結論に達したことが22日に発表された。この件での捜査は終了し、ピットが罪に問われることはなくなった。

 この一件が原因で、女優アンジェリーナ・ジョリーが離婚を申請。6人の子供の単独親権を求めていた。すでに児童福祉局による調査も打ち切られ、ピットは虐待に関与していないと結論づけられており、離婚を望んでいたジョリーにはめられた可能性も浮上している。FBIの容疑も晴れたことで、ピットは共同親権を求めてジョリーと全面対決する可能性も指摘されており、今後の親権問題にも大きく影響しそうだ。(ロサンゼルス千歳香奈子)