薬師丸ひろ子(52)が28日、都内で行われたNHK新春スペシャルドラマ「富士ファミリー」(来年1月3日午後9時)の会見に出席し、エンディングテーマとなっている松任谷由実の「A HAPPY NEW YEAR」をアカペラでサプライズ披露した。

 共に出席した片桐はいり(53)鹿賀丈史(66)ミムラ(32)仲里依紗(27)らは会見後の写真撮影が終わると、ステージをあとにした。しかし薬師丸だけがマイクを持って残り、「皆さんのために歌います」と同曲をアカペラで熱唱した。会見後に薬師丸本人が希望したといい、同局関係者も知らなかったという突然の歌声に、取材陣は大きな拍手を送った。

 来年の抱負を聞かれると「来年で仕事を始めて40年目になります。あっという間でした。もう1度、自分の足元を見つめて、いい1年になればいいなと思います」と話した。年末年始は日本で過ごすといい「近所の神社に初詣をして、このドラマも家のテレビで見られると思います」。

 同曲はドラマを脚本した木皿泉氏がエンディングテーマに提案したという。歌詞には「今年も沢山いいことがあなたにあるように」とあり、薬師丸は「木皿さんの(同曲を選んだ)思いを皆さんに」との思いを込め、「たくさん福がありますように」と笑顔で話して会場を去っていった。