女優安藤サクラ(30)が12日、都内で、伊東蒼(11)とのダブル主演映画「島々清しゃ(しまじまかいしゃ)」(新藤風監督、21日公開)のプレミア試写会に出席した。

 安藤は都会から島へ演奏にやってきたバイオリニストを、伊東は耳がよすぎて少しの音のずれで頭痛を起こしてしまう島の少女を演じた。2人の出会いがそれぞれを、さらには島の人たちを変えていく物語。

 沖縄・慶留間島での撮影を振り返り安藤は「ウミみたいなものがたまった感じで島に入ったんですけど、ピョ~っと抜けました」と独特な言い回しで表現した。映画「湯を沸かすほどの熱い愛」での好演が話題となった伊東は、今作でも難しい役どころに挑戦したが「島で生活するうちに、自然に(自身が演じた)うみちゃんになれました」と話した。

 この日は、ステージで伊東らによる「島々清しゃ」生演奏が行われた。劇中でバイオリニストを演じた安藤は、フォトセッションで雰囲気を出すため、映画では一切演奏していない三線を持参。伊東らが演奏の準備をする中「弾いちゃおうかな」と自ら演奏に加わり、盛り上げた。