歌手米良美一(45)が27日、さいたま市で行われた「埼玉県立けやき特別支援学校」の開校記念式典に出席した。同校に通う小学1年から中学3年までの生徒20人も出席した。

 自らも「先天性骨形成不全」で、故郷・宮崎の病弱特別支援学校に通った米良は、自ら作曲した応援ソング「まどをあけて」を生徒たちが1、2番を歌った後、3番を一緒に熱唱した。「まどをー」は病気の子供を持つ親などから寄せられた、34曲分の歌詞、114の言葉を集めて作詞された。

 米良は「僕は作曲は、あまりやらないんですが、子どもたちのために頑張って作曲しました」。14年12月にはクモ膜下出血で倒れて生死の境をさまよったが復活。今年春には倒れて以来初のCDとなる20周年記念のベストアルバムを発売する。「僕も小さい頃から病気ばかりで大変でしたが、周りの人に支えられて今がある。病気に負けずに頑張って欲しいですね」と話した。