宗教団体「幸福の科学」への出家を表明した清水富美加(22)とロックバンドKANA-BOONのベーシスト、飯田(めしだ)祐馬(26)が、かつて不倫関係にあったことが21日、分かった。飯田が所属事務所を通じ、報道各社に謝罪文を送って公表した。所属事務所によると、ベッキー(32)とゲスの極み乙女。の川谷絵音(28)の不倫騒動の影響もあって、昨年1月に関係は解消したという。

 謝罪文によると、飯田は14年4月に一般女性と結婚した。しかし既婚であることを隠し、15年6月から清水と交際を始め、同9月に結婚していると打ち明けた。「清水さんに対する自分の気持ちを断ち切ることができず、妻との離婚をほのめかしつつ、16年1月まで交際関係を続けてしまいました」。さらに「清水さんと交際していたことについて、妻と妻の両親に謝罪をし、夫婦間では解決しております」とつづっている。清水が17日出版の告白本「全部、言っちゃうね。」に「悩みの種だった好きな人も忘れました」と記したことが、飯田の不倫告白につながった。

 清水が司会の音楽番組にKANA-BOONが出演したこともあったが、15年5月にKANA-BOON出演の音楽フェスに、ロック好きの清水が足を運んだことが親しくなるきっかけとなった。清水が、出演者や関係者が集まる広いバックヤードを訪れた際、同バンドのメンバーにもあいさつした。関係者によると、これが初めてきちんと話す機会であり、その際に連絡先を交換したとみられる。

 都内でデートを重ねたが、飯田は所属事務所やメンバーに清水との関係は伝えなかった。16年1月に妻に不倫交際を知られたことで清水と飯田が話し合い、関係を解消。ちょうどベッキーと川谷の不倫騒動が明らかになったタイミング。飯田の所属事務所は「100%それ(=不倫騒動)を受けてというわけではないが、1つの理由ではある。多少背中を押したみたいだが、自分たちが良くないことをしているとの認識で別れた」と騒動の影響を認めている。別の関係者によると2人は別れた後、連絡を取り合っていないという。

 清水は以前からKANA-BOONファンを公言していた。15年9月、同バンドが音楽番組に出演した際、大ファンとしてVTR出演。バンドの魅力を「スピードが速いものだったり、盛り上がってる時のKANA-BOONさん全体の無邪気さによるエロさ」などと熱く語っていた。不倫関係だった時期も含め、清水が出演ライブを楽しむ姿が何度も目撃されている。

 関係者によると、飯田は現在、「反省の日々で自宅に閉じこもった生活を送っているようです」という。

 ◆KANA-BOON(カナブーン) ボーカル兼ギター谷口鮪、ギター古賀隼斗、ドラムス小泉貴裕、ベース飯田祐馬の4人組。08年結成。インディーズ時代のシングル「ないものねだり」がヒット。13年シングル「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビュー。10~20代を中心に支持を集める。メロディー、歌詞ともキャッチーで覚えやすく踊れるロックとして人気。音楽フェスにも多数出演。