平成ムード歌謡の男性5人グループ「純烈」が5日、昭和ムード歌謡をけん引したマヒナスターズのボーカル松平直樹(82)から後継者に認められた。

 東京・蒲田のグランドキャバレー、レディータウンで行われた「いざ!ムード歌謡」と題したイベントで2グループが共演。松平が「誰よりも君を愛す」「ウナ・セラ・ディ東京」「お座敷小唄」など大ヒット曲を披露。踊れるムード歌謡の純烈は「今夜はドラマチック」「幸福あそび」などを熱唱した。

 イベントの中盤で、松平から純烈リーダーの酒井一圭(41)に「ムード歌謡」と書かれた継承のボードが手渡された。酒井らメンバーは「一緒にステージに立てるだけでも光栄なのに…」と感激しきり。松平は「ヒットを出して、ムード歌謡は大丈夫と思わせてほしい」と期待した。

 純烈は、仮面ライダーや百獣戦隊ガオレンジャーなど、元戦隊ヒーローを中心に07年に結成された平均身長183センチのイケメングループ。酒井は「NHK紅白歌合戦に出て親孝行が目標です」。イベントでは14日発売の新曲「愛でしばりたい」などを歌い、普段とは違い女性客で満杯のフロアを熱くさせていた。