漫画家池田理代子氏(69)が8日、日本橋高島屋で「デビュー50周年記念展 池田理代子-『ベルばら』とともに-」オープニングイベントに出席した。

 冒頭池田は「50年間よく書き続けて来られたと思います」と話し、「この機会を逃したら次は追悼展かもしれませんからね」と冗談で会場を沸かせた。

 ゲストにはTHE ALFEE高見沢俊彦(62)が駆け付けた。「還暦過ぎたオスカルです」ときらびやかな黄金の衣装でバラの花束を手に登場。池田氏にバラの花束を贈呈し、共にくす玉を割った。

 2人の縁はTHE ALFEE30周年記念アルバムのジャケットを池田氏が描いた13年前にさかのぼる。「何か変わったことがしたくて、先生の世界観とアルフィーが目指していた音楽のヌーベルバーグの世界観が一致していると思って、ダメもとでオファーさせていただきました」と高見沢。池田氏は「喜んでやりましたよ。高見沢さんにお会いして、『あら、オスカルだ』と思いました」と当時を振り返った。「でも、あのギターを描くのは難しかった」と高見沢の代名詞でもあるエンゼルギターについて話した。

 2人がフランス観光大使に選ばれたこともある。高見沢は「先生はわかりますけど、僕はなんでか分からなかったんです。先生が推薦してくれたのかと思っていました」と話したが、池田氏は「あちらさんが勝手に決めたのよ」と話した。

 同イベントは8~20日まで開催される。池田氏の代表作「ベルサイユのばら」はもちろん「女帝エカテリーナ」「オルフェウスの窓」やさまざまなグッズが展示されている。池田氏は「ベルばら以外の絵描きとしての作品も見て欲しいです」と話した。