元宝塚の北翔海莉(年齢非公表)が26日、都内で初のソロアルバム「Alrai~エルライ~」発売記念イベントに出席した。

 北翔は元宝塚星組トップスターの男役で、昨年11月に退団。同アルバムは21曲のカバー曲と1曲のオリジナル曲で構成され、通常ボックス(2枚組CD+DVD)に加えファンクラブ予約限定豪華ボックスなど計4タイプを発売した。

 北翔は「4月発売なので、新生活を迎える方々の応援歌になればいいと思います」とアピール。アルバムタイトルについて「2500年後に新しい北極星になる星の名前なんです。自分の芸名も海から北極星に向かってはばたくという意味なので、ピッタリかと思ってつけました」と説明した。

 アルバムでは男性、女性アーティスト両者をカバー。「今までの宝塚では男役だったのでオクターブ下の声を使っていましたが、今回はシャンソン系もあって高い声も使っています」と話し、「1曲1曲のメロディーはもちろんコーラスやハモリも全て自分でやっているのでいろんな声を楽しんで欲しいです」。宝塚卒業生たちの多くがカバーアルバムを出しているが、「他の人のものはまだ聞いていません。自分のことが精いっぱいだったということもありますが、先入観になってしまう感じもして。これから聞きます」。

 唯一のオリジナル曲「みちこのズンドコ」について「この曲がどう届くのかな」と笑顔を浮かべ、「意表をつきたかったというのもあります。今までいろんな人がズンドコを作っていますが、今風のズンドコでみんなが踊りたくなりリズム物を作りたかった」と話した。

 この日、黒のワイドパンツに白のジャケット、シルバーのヒール姿で150人のファンの前に登場。「スカートはまだ慣れないんです」と笑顔で話し「ヒールも慣れていないし、足首を出すことにもまだ違和感があります」と笑った。