道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで大阪府警南署に逮捕され、釈放されたお笑い芸人ガリガリガリクソン(本名・坂本祐介)容疑者(31)とバーで同席していた女性タレント門楼(もんろう)まりりん(25)が14日、日刊スポーツの取材に応じた。逮捕直前までハイペースで飲酒していた様子を詳細に明かし、自身の配慮が足りなかったことに後悔をにじませた。門楼はこの日、所属事務所から無期限謹慎処分を受けた。

 門楼によると、ガリガリガリクソンは12日午前3時ごろ、友人ら約10人が待つ大阪市内のバーに現れたという。ともに共通の知人に誘われ宴席に参加、この日が初対面だった。「ハイボールやテキーラを飲んでましたが、量がすごすぎて『大丈夫?』って感じでした」。5分に1杯くらいのペースで飲んでいるようにすら見えた時間帯もあったという。帰る間際にはソファにもたれかかっていた。そうなるまでは周囲から飲酒をあおられたり、カラオケするなどし盛り上げており「『芸人』を感じさせられました」と振り返った。

 午前6時すぎ、ガリガリガリクソンはバーオーナー、友人男性、門楼と店を出たが、両脇を支えないと歩けないような泥酔状態。タクシーに乗せようとすると彼は「仕事から家に帰って寝てしまい、(酒宴に)遅れてしまったから1秒でも早く来たかったので車で来た」と話し、さらに「(車内で)寝てから帰る」と言ったため、水を渡してそのまま別れた。車は近くに駐車してあったと思われる。