アニメ映画「名探偵コナン」シリーズ最新作で、公開中の「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」(静野孔文監督)の興行収入が、28日現在で63・5億円となり、シリーズ最多を記録した。配給の東宝が29日、発表した。

 昨年4月公開の前作「-純黒の悪夢(ナイトメア)」の63・3億円を上回った。観客動員は494・8万人で、500万人の大台突破が目前に迫った。

 97年にスタートした劇場版シリーズは、今回で21作目。13年「-絶海の探偵(プライベートアイ)」から5年連続で興収記録を更新している。

 今作は大阪と京都を舞台に、主人公江戸川コナンと、服部平次という東西高校生探偵がタッグを組むストーリー。淡い恋も描かれており、東宝は好調の理由を「若い女性を中心に人気を博した」と分析している。