藤井フミヤ(55)尚之(52)の兄弟ユニットF-BLOODが17日、東京・Zeppダイバーシティで、結成20周年ライブハウスツアーを開幕させた。

 ツアーは前作アルバム「Ants」のタイミング以来9年ぶり。フミヤは「台風接近の中、ギリギリな感じで来てくれてありがとう」と感謝し「昨日の夜中に2人で水を浴びて祈った」と笑わせた。「まだ初日なので、全体的に探っている感じだけど、緩い兄弟なので緩い感じでいきます」とベテランらしい余裕をみせた。

 フミヤが「長く生きている、といろんなことが起こる。パンツ被ったり」と、斉藤由貴の不倫騒動を連想させる冗談を言うと、尚之は「ない、ない!」と応じ、「何でパンツの話?」と問い掛けた。するとフミヤは「旬だから」と答えて笑った。さらに「別々に暮らすまで、尚之と同じパンツをはいていた。トランクスだから、全然気にならなかった」とパンツエピソードを明かしてファンを喜ばせた。

 フミヤは終演後、「ゆっくりやっていたら20年たっていた。まあ、解散がないコンビだから。離れられない兄弟になってます。70歳までは一緒にやりたい」と強い絆を感じさせた。さらに「最後はギター2本で、ぴんから兄弟みたいに赤ちょうちんツアーをやりたい」と話すと、尚之も大きくうなずいた。

 この日は、長野五輪NHKテーマソング「SHOOTING STAR」など全22曲を披露。ツアーは11月24日の同会場まで全26公演の予定。