卓球女子日本代表の平野美宇(18=日本生命)が、フジテレビ系で6月4日放送の長沢まさみ(30)主演の月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」(月曜午後9時)第9話「スポーツ編」で、ドラマ初出演&演技に初挑戦することが28日、分かった。

 平野は強豪卓球チーム・東京ジェッツに所属する鴨井ミワを演じる。

 第9話では、長沢演じるダー子、東出昌大(30)演じるボクちゃん、小日向文世(64)演じるリチャードのコンフィデンスマン(信用詐欺師)3人が、小池徹平(32)演じる人気アプリ「モスモス」の開発で億万長者となったIT社長・桂公彦を詐欺のターゲットにする。桂は野球やサッカーなど、さまざまなプロスポーツクラブを買収してきたが、高額年俸選手の解雇やコーチ陣の入れ替えなどを独断で行う横暴な現場介入でチームやファンとの衝突が絶えなかった。所属選手に対して「お前ら、俺の持ち物なんだよ」などの暴言を吐くことでも有名で、チームが崩壊し、立て直しが困難になると放り出すことを繰り返している。ダー子たちは、仲間のちょび髭(瀧川英次)が応援していたチームを桂にボロボロにされたと怒り混じりに訴えたのを受けて桂を狙う。

 ダー子は最近、桂が卓球バーが行きつけという情報をつかみ、次に目を付けるのはプロ化目前の卓球だと推測する。そして鴨井が所属する東京ジェッツが、さらに強力な中国人選手の招聘(しょうへい)に成功したというプランを思いつき、自ら元・中国ナショナルチームの楊珊珊、ボクちゃんは張彬彬に扮(ふん)して買収話を売り込むが、桂は乗ってこない。情報収集を続けていた五十嵐(小手伸也)によれば、桂はプロバスケットボールチームを狙っているようで、ダー子はホームレス同様の生活を送っていた元日本代表候補の半原敦(和田聰宏)や街中で見つけた外国人らを巻き込み、架空のバスケチーム「熱海チーターズ」を結成する。

 小池は「月9ドラマ」は初出演。フジテレビ系連続ドラマには、14年1月期の「医龍4」以来、4年ぶりの出演で「むちゃくちゃ久しぶりですよ。この収録スタジオ(湾岸スタジオ)に来るのが本当に久しぶりだったので、すごく楽しかったですし、もう衣装合わせから楽しんでましたね」と笑みを浮かべた。

 長沢との共演は、17年1月のミュージカル「キャバレー」以来だ「1年ぶりですね。何も変わらないですよ、あの子は(笑)。本当に取っ付きやすいです。僕は現場にいる彼女がすごく好きで、いつもみんなのことを気にかけてくれて、空気がフワッと和らぐんですよ。芝居でも今回のダー子が扮(ふん)するキャラはいい意味でふざけてくれているし、面白くてお芝居中に笑いそうになったりもしました。本当に相変わらずで、すごくやりやすい人ですね」と感想を語った。