女優吉岡里帆(25)主演のフジテレビ系連続ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(火曜午後9時)で新人ケースワーカー役に挑戦している。

 義経えみる(吉岡)は、安定を生活を求めて就職、公務員になった。だが、最初に配属された「生活課」で待ち受けていたのは、個性豊かな職場の仲間たちと、生活保護の壮絶な現実だった。彼女が担当する110世帯の生活保護受給者たちには、知れば知るほど奥の深い、それぞれの人生があった。原作は「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載中の柏木ハルコ氏の同名コミック。

 24日放送の第2話では、えみるは母子家庭の日下部家へ向かう。仕事と子育てに加えて父親の介護もしているシングルマザーの日下部聡美(江口のりこ)から褒め言葉をかけられ、すっかり上機嫌に。ギターに熱中している高校生の息子・欣也(吉村界人)には、音楽の夢を応援すると伝える。しかし、日下部家には、えみるの知らない事情が隠されていた。

 聡美が娘・リナ(瑞城さくら)のSNSを見ていると、お小遣いだけでは行けないようなおしゃれなスイーツ店や、はやりのカフェの写真がズラリ。不審に思った聡美は欣也に相談するが、その反応は冷たい。その晩、欣也は母の目を盗んでリナにお金を渡していた…。

 また、区役所では、栗橋千奈(川栄李奈)らえみる以外の新人ケースワーカーも、窓口を訪れる受給者たちに悪戦苦闘していた。そして、えみるたちは上司の京極大輝(田中圭)から、生活保護を受給しながら収入申告を怠る、不正受給について説明を受ける。不正を指摘された世帯のリストを受け取ったえみるは、そこに書かれた「日下部欣也」という名前に、思わず目を疑う。