好角家で知られるデーモン閣下が、大相撲の元横綱で、北の湖とともに輪湖時代を築いた輪島大士氏(本名・輪島博)を追悼した。

デーモン閣下は9日、「そう遠くない日に訪れる報せだとは思っていたが、現実にその時がやって来ると深い愁嘆を感じざるをえない」とブログを更新。「世を忍ぶ小学生低学年から高校卒業のころまでずっと。吾輩は輪島や北の湖、貴ノ花を見ながら相撲の世界のいろはを学び、その魅力にどっぷりとはまっていった。つまり相撲における吾輩の師匠であると言える」と回想した。

輪島氏とは、2006年頃からプライベートで交流を持つようになったそう。輪島氏の還暦を記念して1曲送っていたことや、実際にレコーディングできるタイミングを伺っていたことなど、故人との思い出を明かして、「角界を去る際はいろいろあって良く言われないこともあった氏だが、実際は人と人とのつながりを大切にし気遣い深く、気さくで明るい人柄であった。真の人物像を知らない臆測や誤解が多く出回っていたと感じる」と振り返った。また、「ここ1年くらいは『人に会いたがっていない』ということだった。闘病のためやつれた姿を見せたくないとのことだったので、吾輩も何かの誘いをしたりなどは遠慮していた。気にはしながら見舞状を出したりはした」と故人との関係についてつづっている。