フジテレビ系列のKTS鹿児島テレビが10月29日に放送したニュース番組「KTSスーパーニュース」で、プロ野球ドラフト会議で日本ハムから1位指名を受けた早大の斎藤佑樹投手(22)が日本ハム入りを決めていることを放送倫理的には問題となる形で“スクープ”していたことが3日、分かった。

 地元の鹿児島工高出身で日本ハムからドラフト4位で指名された榎下陽大投手(22=九産大)が、ドラフト当日の28日、斎藤にプライベートで電話した場面をカメラで映し、榎下の「どうするの?

 いくの?

 いく?」の質問に、斎藤が「うん。いく。いくよ」などと答えた様子を、斎藤の許可なしに斎藤の声入りで放送していた。

 斎藤や早大側からは、この日までに抗議などは届いてないというが、このような手法で“スクープ”したことについて、同局側は日刊スポーツの取材には、反省の態度を示した。

 [2010年11月4日6時16分]ソーシャルブックマーク