総務省は20日、地上デジタル放送への移行後も旧式のアナログテレビで番組を見られるケーブルテレビ事業者の「デジアナ変換サービス」について、全国の加入者全体の93%が利用可能になると発表した。

 デジアナ変換は、事業者が受信したデジタル放送をアナログに変換して加入者宅に送信するサービス。加入者は、地デジ移行後も古いアナログテレビをそのまま使える。ただ、変換サービスは2015年3月末までには終了する。

 地デジに移行する7月24日の前日までに、2583万世帯のケーブルテレビ加入者のうち1675万世帯向けに、契約する事業者がサービスを開始。459万世帯は7月24日以降に利用できるようになり、275万世帯では、開始時期は未定となっている。