女優原田知世(45)が6日、都内で行われたNHKドラマ10「紙の月」(来年1月7日スタート、火曜午後10時)の取材会に出席した。

 原作は直木賞作家角田光代氏の小説。銀行でパートとして働く主婦の梨花(原田)が大金を着服、梨花の同級生2人がその事件をたどる中でそれぞれの心の闇に気付かされる。

 角田氏は主演の原田について「梨花は悪いことをしているけれど清潔感があって、その清潔感がアダになっていく。原田さんにも清潔感があって、雰囲気は近いと思います」。

 原田のNHKドラマ出演は11年に放送された連続テレビ小説「おひさま」以来。「これまでになかった、大きな犯罪を犯してしまう女性役。そこに至るまでの心模様を日々探しながら撮影しています」と難役への取り組みを語った。

 大金を横領してしまう役柄から、日頃の金銭感覚について聞かれると、角田氏は「私は計算が出来ないのでちょっとザルなところがあって。でも、たくさん使うことに慣れていないので、普通に破綻しない程度に」と笑った。原田も「私も普通だと思います」。