神経組織が圧迫される「腰部脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」で手術を受けた歌手水前寺清子(68)が29日、都内の病院で退院会見を行った。

 つえをつきながら、集まった取材陣の前に姿を見せた。「手術をやらなきゃ、今でしょ!

 だったので」。冗談交じりに話すなど、明るい表情で切り出した。

 今月5日に入院。9日に4時間強に及ぶ手術を受けた。1年半ほど前に足の先が冷たくなって感覚がなくなり、何度かステージで転んだという。手術に踏み切った経緯について「転ぶのを怖がってステージに立っていると、不安が伝わってしまう。お客さまに失礼」と説明。

 医師から「あと4年放置したら立てませんでした」と言われたことも明かした。「思ったより悪かったんですよ。怖いですよね。でも、チータは大丈夫でした。元気じゃなければチータじゃないです」。

 コルセットは3カ月半、付けるように医師から言われているものの、すぐに仕事復帰する。30日にテレビ収録に臨み、来月4日に兵庫県内でコンサートを行うなど、精力的に活動していく。