女優安達祐実(33)が29日、カメラマン桑島智輝氏(35)との再婚を発表後、初の公の場に登場し、母親としての決意を語った。

 都内で行われた主演映画「花宵道中」(豊島圭介監督)の舞台あいさつに出席した。

 左手の薬指に指輪を光らせて登場した。降壇の際に、報道陣から祝福の言葉をかけられると、照れくさそうに笑顔で会釈。あらためて「婚姻届を出しました」と笑顔で報告した。

 結婚についてもコメントした。「(同作の公開と)タイミングが重なったのはあった」とした上で、同作が「公開されないと結婚できない。送り出してからという気持ちがありました」と明かした。

 公私ともに充実の様子で「今楽しいです。エキサイティングです」とニッコリ。女優業についても持論を展開し「この職業はプライベートを皆さんに知ってもらう職業。人生と俳優業は重なっている。でも重なっているけど、別の時間が流れている。すごく不思議。1人で2人分の人生を生きている感じ」と語った。

 今後は前夫のスピードワゴン井戸田潤(41)との間に生まれた8歳の娘と桑島氏と人生を歩んでいくことになる。新生活が始まるが、母親としての決意をにじませた。

 「母親としての部分をますます充実させていきたい。母として充実していないと、何をやっても少し欠けている気がする。母としての自分を満たして、女優としても突き進んでいきたい」と母親と女優の“二刀流”の両立を誓った。

 同作は安達にとって芸能生活30年の節目の作品。映画では約20年ぶりの主演作となったが「30年の集大成ではなく、30年に区切りを打って、この作品からスタートする気持ち」とさらなる飛躍へ意気込んだ。