女優吉行和子(78)が36歳年下のミュージシャン松岡充(42)との愛憎に挑戦した映画「御手洗薫の愛と死」(18日公開)の完成披露試写会が9日、都内で行われた。

 吉行演じる有名小説家が交通事故を起こしたことから、松岡演じる野心家の若き小説家に脅迫されてゴーストライターをすることに。やがて男は売れっ子になり、2人は師弟であり、男女の仲になっていく。

 吉行は「松岡さんは、さわやかな青年。撮影の最中に『松岡充は私のものよ』と感じた」とラブラブ状態。松岡も「こういう関係は、現実でもありだと思います」と吉行の顔を見つめた。

 フジテレビ系ドラマ「ナースのお仕事」シリーズの脚本、演出で知られ、今作品でも脚本を担当した両沢和幸監督は「映画の冒頭の15分間は、1カット1シーンで撮りました。公のイメージとは違い、僕が感じる吉行さんはこの女性作家に近い。松岡さんには野心と純粋さを感じるので役柄に合いますね」と話した。