ヘビーメタル界に48歳の人妻ボーカリストが現れた。その名もMADAM

 REY。音楽プロデューサーにギタリストの横関敦を迎えた、アルバム「Madam

 madaM」で26日、本格デビューする。「70歳になっても革ジャンが似合う女でいたいの」とほほ笑むレイの本名は田尾宏子さん。素顔はプロ野球前楽天監督で野球評論家の田尾安志氏(54)の夫人なのだ。

 少女時代にヘビメタにのめりこみ、いつかデビューを夢見たが、田尾氏と結婚後、今年29歳の長男を筆頭に3人の子育てと、家事を優先させてきた。一時プロデビューしたが、引退後の田尾氏が指導者を依頼された場合、妻がヘビメタ路線では不都合だろうと、ポップスを選んだ。その田尾氏も05年の楽天球団創設年を監督として支えた。今度は自分も夢を夢のままで終わらせたくなかった。高校に進学する娘の視線が気になったが「ママかっこいい」の一言で、革ジャンに鎖をジャラジャラ、シャウトする快感に身を委ねた。

 アルバムの全9曲を作詞した。中には<歌詞>“Sotto”なめ回して“Gyutto”挟んで…など性的表現を含む歌詞もある。「作詞は夜中にすることが多いから…。でも、この年齢だからいやらしくなく歌えるの」と大人のコメントだ。