鳳蘭の次女荘田由紀が舞台で本格デビュー
鳳蘭(62)の次女で文学座の荘田由紀(25)が明治座9月公演「大川わたり」で本格デビューすることが22日、分かった。「大川-」は直木賞作家山本一力氏の同名小説をもとに水谷龍二氏の脚本、江守徹が演出する。逆境にも懸命に生きる主人公銀次に筒井道隆、銀次が奉公する呉服店主人に風間杜夫、銀次の剣の師匠に江守、荘田は銀次を慕うおやす役。初の大劇場進出で準主役級の大役だ。
「おやすは行動力があってけなげな女性。プレッシャーはあるけど、ある方に『君には君の役割がある。フレッシュな風を吹かせればいい』と言われ、少し楽になりました。時代劇は初めてでかつらは恥ずかしかった。友だちに金髪の方が似合うといわれました」。
大学4年で演劇の道に入った。鳳は2人の娘の宝塚歌劇団入りを熱望したが、長女は会社員となり、荘田も幼いころに宝塚やミュージカルを見ていたものの演劇とは無縁だった。しかし、周囲が就職活動に奔走し始めた時に「私は『お芝居がやってみたい』と思ったんです」。難関の文学座付属研究所に入り、本科、研修科を経て今年4月から準座員に昇格した。本科で30人いた仲間が6人になった。「人の心を動かせる役者になりたい。ミュージカルも興味があるので、歌のレッスンも始めました」。
7月に北千住シアター1010で上演される別役実原作の音楽劇「夜と星と風の物語」のトカゲ役をオーディションで勝ち取った。「母はトカゲなのって笑っていました。高校まで反抗期だったけれど、今は同じ女優としていろいろな話をしてくれます。母との共演ですか。私の夢ですね」。
[2008年5月23日7時0分 紙面から]
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