やっぱりモナは奔放だった。フジテレビ系情報番組「サキヨミ」(日曜午後10時)でキャスター復帰したばかりの山本モナ(32)に9日、またも不倫疑惑が浮上した。前回の衆院議員との路上キスに続き、今度は巨人二岡智宏内野手(32)とラブホテルに入ったと女性週刊誌に報じられた。モナは所属事務所を通じて「お酒を飲んだだけで、ほかには何もなかったと天に誓って申し上げます」と弁明した。だが、「サキヨミ」の番宣のための同局番組への出演がこの日、白紙になり、キャスター降板の可能性も出てきた。

 お騒がせキャスターの本領発揮だ。06年に細野豪志衆院議員(35)と不倫し「ニュース23」をわずか5日間で降板。痛い目を見たはずのモナが、1年9カ月ぶりにキャスター復帰した夜に歴史を繰り返した。2人の不倫現場をキャッチした10日発売の週刊誌「女性セブン」によると、モナは6日、新番組「サキヨミ」の初回放送に生出演。北海道洞爺湖サミットの現地リポートをスタジオで伝えた後、酒席をともにした二岡とラブホテルで一夜をすごしたという。

 この騒動に、モナは所属事務所を通じ「(タクシーの中で)二岡さんに何度もホテルで飲み直そうと言われ、お断りしましたが、路上でもめると目立つと思い、やむなく入りました」と釈明。二岡を残してホテルを出たため関係はなかったと主張した。所属するオフィス北野の森昌行社長は「前回の一件から何も学んでおらず、お恥ずかしい限りです。抜てきされても、期待に応える前に転んでしまう。資質を問われても仕方ありません。(モナの処分は)テレビ局など契約先に報告し、判断を仰ぎたい」と肩を落とした。

 同誌によると、生出演を終えたモナは「週に5日は1人で飲みに行きます」と公言する東京・新宿2丁目の行きつけのゲイバーを訪れた。そこでオリエンタルラジオ藤森慎吾(25)や二岡と合流。最後に店を出たモナと二岡は関係者と別れてタクシーに乗り込んだ。向かった先は五反田のラブホテル街。下車した2人は、宿泊料金9800円というリーズナブルなホテルに吸い込まれたという。

 モナは独身だが、二岡は既婚者。05年にフリーの用稲千春アナ(34)と結婚し、昨年6月に第1子の長男が生まれたばかり。いくら2人が同じ広島県出身という間柄でも軽率だった。

 この不倫騒動にフジテレビ側は困惑を隠せない。同局が「新報道プレミアA」の安藤優子、滝川クリステルの後任に指名した新番組の顔が、いきなり起こしたスキャンダル。6日の初回視聴率は8・5%(関東地区)と、前4週平均12・1%に比べて低空発進しただけに暗い話題が重なった。関係者によると、キャスティング段階でモナの素行を心配する声が周囲から相次いだという。しかし、スタッフがモナを信じてGOサインを出し、裏切られた結果になった。

 同局関係者によると、新番組の開始時に恒例となりつつある、番組宣伝を兼ねた同局バラエティー番組へのモナの出演がこの日、白紙になったという。フジは「事実関係を調査中」と処分は留保しているが、関係者によると、早ければ10日にも判断を下すようだ。茶の間は不倫には厳しい。ギリギリの判断を迫られそうだ。

 渦中のモナはこの日、大井競馬場で行われたG1ジャパンダートダービーのイベントに出演し、表彰式ではプレゼンターを務めた。関係者によると、モナには正式に交際している男性がいるといい、左手薬指に指輪を輝かせていた。取材陣から「二岡さんとの(不倫)写真が出ますが」と声を掛けられたが、モナを約20人の関係者に守られ、無表情でノーコメントを貫いた。