俳優三浦友和(58)と元歌手山口百恵さん(51)の次男で俳優デビューを控える三浦貴大(24)が29日、都内で行われたリポビタンDの新CM会見で、報道陣の前に初登場した。父に似た正統派の二枚目に、大学時代にライフセービング部で鍛えた肉体を見込まれて、まだデビュー前の新人ながらも、CM起用に抜てきされた。三浦は「両親には、頑張ってとだけ言われました。大勢の皆さんの前に立つのは初めてなので、緊張しています」と、初々しくあいさつした。

 同CM61作目出演のベテラン、ケイン・コスギ(35)の「ファイトー!」のかけ声に、負けず劣らずの声量で「イッパーッツ!!」と響かせた。赤のポロシャツから伸びる腕もたくましい。CM撮影では、タイの山間部のガケで30メートルの高さにつるされながら、熱演した。「高所恐怖症なので、登る前に心の中で『ファイト一発』をさけびました」と、気の利いた表現で、振り返った。ケインも「新人とは思えなかった。ボディーもパーフェクトです!」と褒めたたえた。

 5月29日にはデビュー映画「RAILWAYS

 レイルウェイズ」(中井貴一主演)が公開し、その後も仲間由紀恵ら有名女優6人が主演する6月12日公開「FLOWERS」、12月公開予定の木村拓哉主演「SPACE

 BATTLESHIPヤマト」と大作が続く。演技をしていく上で尊敬し、目標とする俳優は大勢いるようだが、取材陣にたずねられると「僕は父を本当に尊敬しているので。ただ、両親の作品は見たことがないので、今度機会があれば」と照れていた。

 兄祐太朗(25)は08年11月にロックバンド、Peaky

 SALT(ピーキーソルト)のボーカル兼ギターのユウとして、芸能界デビューしている。友和、百恵さんが育てたサラブレッド2人が、このままスター街道を歩んでいくか注目される。

 [2010年3月30日8時14分

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